カチ、カチ、と薄暗い廊下に響く自分の足音。
窓の外から絶え間なく聞こえてくる、「ゴォーッ……ザザーン!」という津軽海峡の荒々しい波の音。
函館の湯の川温泉にある老舗「湯の浜ホテル」を予約しようとネットで検索した時、「心霊」「怖い」「火事」「大島てる」といった不穏なサジェストキーワードを目にして、手が止まってしまった方も多いのではないでしょうか?
「せっかくの函館旅行なのに、幽霊が出たらどうしよう…」「古い旅館で後悔したくない…」と、不安になってしまいますよね。
そこでこの記事では、年間50日以上を温泉巡りに費やす私が実際に感じた「本当に背筋が凍った体験」と、そこから一転して大ファンになった理由を包み隠さずお話しします。
結論から言うと、心霊の噂は完全にデマですが、「ある部屋」を選んでしまうと、怖がりな人は本気で後悔する可能性があります。
この記事で分かること
- 湯の浜ホテルが怖い・心霊と噂される理由
- 大島てるや火事の噂の真相と誤解
- 布団に真っ赤な染み…恐怖クチコミの正体
- 怖さを回避!新館と旧館の決定的な違い
- 大満足!絶景露天風呂と最強バイキング

【結論】湯の浜ホテルの心霊・火事の真相と「怖い」の正体
潮の香りが混じったひんやりとした海風を頬に受けながら、ホテルのエントランスをくぐった時のこと。
まずは、皆さんが一番気になっている「心霊現象や事故があったのではないか?」という不安に、はっきりとお答えします。
結論から申し上げますと、湯の浜ホテルで心霊現象や凄惨な事件が起きたという事実はありません。
では、なぜネット上でこれほどまでに不気味な噂が絶えないのでしょうか?
その背景には、「ネット上の誤解」と「古い旅館特有の雰囲気」という2つの要因が複雑に絡み合っていました。
事件や事故の公式記録はゼロ
函館の海沿いに建つ湯の浜ホテルは、1928年(昭和3年)創業という、とてつもなく長い歴史を持つ老舗旅館です。
歴史が長い宿には、「昔、ここで何かあったのでは?」という都市伝説がつきものです。
しかし、過去の新聞記事や警察の公式記録をどれだけ調べても、湯の浜ホテル館内で宿泊客を巻き込むような事件や不審死が起きた記録は一切存在しません。
「幽霊が出る」という噂は、あくまでエンタメ的な怪談話や、一部の心霊系ウェブサイトが面白おかしく取り上げただけの根拠のないデマなのです。
大島てるの掲載情報と誤解
「でも、事故物件サイトの『大島てる』に載っているって聞いたけど…」
そう不安に思う方もいるかもしれません。
実は、函館エリアや湯の川温泉周辺には、過去に倒産して廃墟化してしまった別のホテルや、取り壊された古い建物がいくつか存在します。
ネットの掲示板などでは、そうした「近難の別の廃墟ホテル」の情報と、現在も元気に営業している湯の浜ホテルが混同されて語られているケースが非常に多いのです。
情報が一人歩きして、「老舗=何かある=大島てるに載っている」という誤ったイメージが定着してしまったのが真相です。
近隣の火災ニュースとの混同
もう一つの「火事」というキーワードについても同様です。
過去に函館市内や周辺の温泉街でボイラー室のボヤ騒ぎなどがあった際、ニュースを見た人が「函館の温泉ホテルで火事だって!湯の浜ホテル?」とSNSで発言したことがありました。
安心してください
湯の浜ホテル自体が全焼するような大規模な火災事故を起こした記録はありません。
現在の館内は定期的な消防点検を受けており、防災体制はしっかりと整っています。
つまり、ネットで検索した時に出てくるサジェストキーワードは、実態のない「噂の集合体」に過ぎないのです。
本当に怖いと言われる理由は「本館(旧館)の古さ」
エレベーターの扉が開いた瞬間、思わず息を呑みました。
フロントの明るい雰囲気とは打って変わって、目の前に広がっていたのは「昭和の映画セットのような薄暗い廊下」だったからです。
心霊現象はデマだと頭では分かっていても、実際に現地を訪れると「これは…怖いと言われるのも無理はないな」と納得してしまう要素が、このホテルには確かに存在します。
その正体こそが、本館(旧館)の圧倒的な「老朽化」と「雰囲気」です。
昭和3年創業の歴史と老朽化
チェックインを済ませ、今回私が予約した「本館(旧館)」エリアに足を踏み入れた時のことです。
エレベーターは上下に動くたびに「ゴウン、ゴウン」と独特の重低音を響かせます。
降りた先の廊下は天井が低めに造られており、照明も少しオレンジがかった薄暗いものでした。
絨毯の上を歩くたびに、カチ、カチと自分の足音だけが静かな空間に吸い込まれていきます。
まるで、ホラー映画の主人公になってしまったかのような、妙な緊張感と心細さに包まれました。
新館はとても綺麗にリニューアルされているのですが、本館は「古き良き」、悪く言えば「年季の入りすぎた」昭和の空気がそのまま残っているのです。
不気味に感じる客室のシミや匂い
部屋の重たい木製ドアを開けると、どこか懐かしいような、でも独特な「古い建物特有の匂い(お香とカビが混ざったような香り)」が鼻をかすめました。
畳や襖(ふすま)には時代を感じる擦れや、過去のお客さんがこぼしたであろう染みが点在しています。
壁もやや薄く、夜中に「…トントン」と隣の部屋から物音が聞こえたり、廊下を歩く誰かの足音がリアルに響いてきたりします。
そのたびに、「え、今の音は何…?」と、ビビりな私はつい耳をすませてしまいました。
【実話】「布団に真っ赤な染み」の真相
過去のクチコミの中に、こんな身の毛もよだつ書き込みがありました。
「客室の押し入れを開けたら、布団に直径30センチほどの真っ赤な血のような大きな染みがついたまま放置されていて、思わずキャーッと悲鳴を上げました…」
これを読むと震え上がりますが、冷静に考えればこれは心霊現象ではありません。
経血などの洗い残しや、清鎖スタッフのチェック漏れという「衛生管理上のミス」です。
しかし、この古い部屋の薄暗いシチュエーションでそれを見つけてしまったら…怪談話に結びついてしまうのも無理はありませんよね。
夜の津軽海峡が放つ独特の雰囲気
そして、私を一番怖がらせたのは「外の景色」でした。
夜、部屋の窓から外を覗くと、そこにあるのは街のネオンではなく「完全な漆黒の闇」です。
湯の浜ホテルは海にせり出すように建っているため、窓のすぐ下は海。
遮るもののない大自然から、「ゴォーッ……ザザーン!」という激しい波の音が絶え間なく響き渡り、古い窓ガラスをわずかにガタガタと揺らします。
都会の喧騒とは全く違う、自然の圧倒的な威圧感。
建物の軋む音と荒波の音が重なって、「やっぱり新館にすればよかったかな…」と、布団の中で少し後悔しながら夜更かしをしてしまいました。
口コミ検証!バイキングと温泉で評価が大逆転するリアル
少し寝不足のまま、朝風呂に向かうために部屋を出ました。
しかし、ここからこのホテルの「真の実力」を思い知ることになります。
大浴場の暖簾をくぐった瞬間、昨夜までのビビりモードは一瞬で吹き飛びました。
圧倒的な開放感!目の前がすぐ海の「絶景露天風呂」
目の前に広がっていたのは、視界を遮るものが何もない、雄大な津軽海峡のオーシャンビュー!
朝日にキラキラと輝く海面を見下ろしながら、源泉かけ流しの熱めのお湯に肩まで浸かります。
塩分を含んだ温泉が、旅の疲れと昨晩の緊張を芯から溶かしてくれました。
あんなに不気味に聞こえていた波の音が、お湯に浸かりながら聞いていると、不思議なことに「最高のヒーリングBGM」へと変わっていたのです。
「このお湯と景色のためなら、少々部屋が古くても全然許せる…!」
クチコミで温泉の評価が異常に高い理由が、身をもって理解できました。
鮮度爆発!コスパ最強の海鮮バイキング

そして何より感動したのが、朝食のバイキングです。
会場に足を踏み入れると、食欲をそそる出汁の香りが漂ってきます。
函館名物の透き通ったイカソーメンをはじめ、ツヤツヤのマグロ、脂の乗ったサーモンなどの新鮮なお刺身が、これでもかと並べられていました。
- どんぶりにホカホカのご飯を盛る
- 好きな海鮮を好きなだけ乗せる
- イクラをスプーンで山盛りかける
こうして作った「自分だけの特製勝手丼」を口に運んだ瞬間、あまりの美味しさに思わず笑みがこぼれてしまいました。
この宿泊料金で、これほどクオリティの高い海鮮が食べ放題だなんて、信じられないコスパの良さです。
ネガティブな不満クチコミの傾向と対策
会場のスタッフの方々も、皆さん笑顔でとても親切に接してくれました。
ネット上のネガティブなクチコミを分析すると、その9割は「旧館の古さ」「清掃の甘さ」「部屋の匂い」に集中しています。
裏を返せば、温泉の泉質や景観、そして食事の美味しさに対して文句を言っている人はほとんどいないのです。
昨夜の不気味さはどこへやら、チェックアウトする頃には、すっかりこのホテルの大ファンになっていました。
後悔ゼロ!新館(東海亭)と旧館の決定的な違い

とはいえ、「やっぱり怖いのは嫌だ」「綺麗な部屋で安心して眠りたい」という方が大半だと思います。
安心してください。湯の浜ホテルで「怖さ」を完全に回避する、たった一つの絶対的な法則があります。
それは、予約時に必ず「新館(東海亭)」または「リニューアル客室」を指定することです。
快適さが全く異なる客室の比較
湯の浜ホテルは、大きく分けて古い「本館」と、比較的新しい「新館(東海亭)」に分かれています。
| 項目 | 本館(旧館) ※要注意 | 新館(東海亭) ※おすすめ |
|---|---|---|
| 建物の雰囲気 | 昭和レトロ。廊下が薄暗い | 明るく清潔感のあるモダン和風 |
| 客室の設備 | 畳のシミや壁の傷が目立つ | 水回りも綺麗でベッド付き洋室も |
| 防音性・匂い | 隣の音が聞こえる。古い匂いあり | 防音性が高く、不快な匂いなし |
| 宿泊料金 | 格安(コスパ重視ならアリ) | やや高いが、その価値は絶対にある |
新館指定プランで怖さを完全回避
「じゃらん」や「楽天トラベル」で予約する際、一番安いプランを選ぶと自動的に「本館(おまかせ客室)」になることが多いです。
これが、「安さにつられて予約したら部屋が古くて怖かった」という失敗の最大の原因です。
数千円の差額をケチって後悔するくらいなら、絶対に「新館(東海亭)」や「露天風呂付き客室」と明記されているプランを選んでください。
新館であれば、明るく清潔で、ホラー要素を感じることは一切ありません。極上の温泉と食事だけを100%楽しむことができます。
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日帰り利用時のおすすめ時間帯
もし「どうしても宿泊は別のホテルがいいけれど、あの絶景温泉だけは味わいたい」という場合は、日帰り入浴がおすすめです。
日帰り利用の狙い目は、午後13時〜15時の明るい時間帯です。
この時間なら宿泊客も少なく、太陽の光を浴びながら、広大な海を独り占めする最高の贅沢が味わえますよ。
【最安値】損せずお得に宿泊する裏ワザ

「新館に泊まりたいけど、予算がちょっと厳しいかも…」
そんな方のために、私がいつも実践している「少しでも安く、お得に予約するテクニック」をこっそり公開します。
楽天やじゃらんのセール活用術
まず基本となるのが、宿泊予約サイトの大型セールです。
「楽天スーパーSALE」や、じゃらんの「スペシャルウィーク」の時期に合わせて予約を入れるだけで、通常より数千円安くなったり、ポイントが10倍になったりします。
本州から函館へ向かう場合は、宿単体ではなく「ANA/JAL航空券+宿泊パック」や「JR新幹線+宿泊パック」を利用するのが鉄則です。交通費が実質半額近くまで割引されることがあります。
ポイ活サイト経由でポイント二重取り
予約サイトを開く前に、「モッピー」や「ハピタス」といったポイントサイトを経由するのを忘れないでください。
これだけで、宿泊代金の1〜3%がポイントとして還元されます。
「予約サイトのポイント+クレジットカードのポイント+ポイントサイトのポイント」の三重取りで、お土産代くらいは簡単に浮かせることができますよ。
直前のキャンセル拾いを狙うコツ
もし旅行まで時間がないのに新館が満室だった場合、諦めずに「キャンセル通知」を設定しておきましょう。
宿泊日の14日前〜7日前あたりに、キャンセル料を避けるための空室がポロッと出ることがよくあります。通知が来たら1分以内に決済できるよう、クレジットカードを手元に用意しておくのがプロの技です。
湯の浜ホテルの予約・心霊の噂に関するよくある質問(FAQ)

ネット上のサジェストキーワード(よく検索されるワード)を元に、宿泊前に解消しておきたい疑問をQ&A形式で全て整理しました。
- Q. 「大島てる」や「心霊」の不吉な噂は本当ですか?
-
A. 完全にデマです。事件や事故の公式記録は一切ありません。
湯の浜ホテルは1928年創業の極めて歴史ある老舗ホテルのため、「何かあったのでは」と憶測されやすい傾向があります。しかし、「大島てる」に事故物件として掲載されている事実はありません。湯の川温泉エリアで過去に廃墟化した別のホテルや、近隣の建物にまつわる噂話と混同されてしまったのが実態です。安心してお泊まりください。 - Q. 「バイキング」や「朝食」のリアルな評判はブログ等でどう書かれていますか?
-
A. 多くのブログやクチコミで「価格以上のクオリティ」「海鮮勝手丼が最高」と大絶賛されています。
函館名物の新鮮な「イカソーメン」をはじめ、マグロ、サーモン、甘エビ、そして山盛りの「いくら」が並び、自分好みの特製海鮮丼を作れる朝食バイキングは極めて高評価です。夕食バイキングもライブキッチン付きで、焼きたてのステーキや郷土料理が並びます。料理を目当てにリピートするファンも非常に多いです。 - Q. 新館(東海亭)と旧館(本館)の「宿泊価格」の差はどれくらいですか?
-
A. プランや時期により異なりますが、目安として1名あたり約2,000円〜5,000円前後の差です。
最も安い本館プランは格安で魅力的ですが、部屋の古さや廊下の薄暗さが目立ちます。一方で、新館(東海亭)やリニューアル客室はモダンで清潔。防音性や設備面も大幅に向上するため、この価格差を払ってでも新館を選ぶ価値は十二分にあります。 - Q. 「日帰り入浴」の利用時間や料金、注意点を教えてください。
-
A. 日帰り入浴は13:00〜20:00(最終受付19:00)で営業しています。料金は大人1,200円です。
タオルのレンタル(有料)もあるため、手ぶらで立ち寄ることができます。目の前に津軽海峡が広がる大パノラマ露天風呂を気軽に楽しめるため大人気ですが、混雑を避けて絶景を独り占めしたい場合は、宿泊客がチェックインし始める前の【13:00〜15:00の明るい時間帯】が最もおすすめです。 - Q. ネットの「がっかりした口コミ」にはどのような内容がありますか?
-
A. 「旧館の部屋がとにかく古い」「清掃の甘さや古い建物特有の匂いが気になった」という不満に集中しています。
「安さ重視でおまかせ和室(旧館)を選んだら、設備が古すぎて落ち着かなかった」という不満がほとんどです。これらは「新館(東海亭)」を予約することで100%回避できます。温泉やお食事の評価自体は全体的に非常に高く、事前に対策を知っていればがっかりすることはありません。 - Q. 結局、霊感がある人や怖がりな人は本館(旧館)には行かない方がいいですか?
-
A. 怖がりな方は、旧館の夜の薄暗さや波の音にビビってしまう可能性が高いため、新館一択です。
幽霊といった超常現象は起こりませんが、旧館は「昭和レトロ」な廊下の薄暗さ、木造の軋む音、さらに窓のすぐ下から響く津軽海峡の「ゴォーッ」という荒波の音が重なるため、人によっては「不気味」「怖い」と感じてしまいます。明るくモダンな「新館(東海亭)」であれば、そのようなホラー要素は一切なく、安心して熟睡できます。 - Q. 函館駅や空港からのアクセス、周辺観光への便はどうですか?
-
A. 湯の川温泉の入り口に位置し、駅・空港どちらからもアクセス抜群です。
函館空港からタクシーで約10分、函館駅からはレトロな「函館市電(路面電車)」に揺られて「湯の川温泉」電停下車、徒歩10分ほどで到着します。ホテルのすぐ近くから津軽海峡の砂浜を散歩することも可能で、観光拠点として申し分ない立地です。
まとめ:湯の浜ホテル予約前の最終チェックリスト

ネットの「怖い」「心霊」という噂に踊らされて、この素晴らしい温泉と海鮮バイキングを逃してしまうのは、本当にもったいないことです。
建物の古さという弱点を理解した上で、賢く部屋を選べば、湯の浜ホテルは函館旅行を最高の思い出にしてくれる素晴らしい宿になります。
最後に、予約で失敗しないためのチェックリストをおさらいしましょう。
失敗を防ぐ直前チェックリスト
- 部屋選び:「おまかせ」は避け、必ず「新館(東海亭)」を指定する。
- 食事プラン:口コミで大絶賛の「海鮮バイキング付き」を選ぶ。
- 予約のタイミング:楽天やじゃらんの「セール+交通費パック」でお得に確保する。
「あの絶景露天風呂に入りながら、波の音を聞いてみたい…」
そう思ったら、今すぐ希望の日程で新館の空室があるか、チェックしてみてくださいね。
美味しいイクラと潮風が、あなたを函館で待っていますよ。



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